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伝統への思い、そして教育基本法改正案にいう「伝統」とは

 戦争が終わって1年と7ヵ月の1947年3月、
「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない」
 と高らかに宣言をして「教育基本法」が制定されました。

教育の目的は、

「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

と第1条に謳うこの法律に、「教え子を再び戦場に送るな」という先生方の意思と、臣民ととして、括弧付き【愛国心】を強制されて戦場に駆り出されていった人たち、送り出していった人々の願いがこめらています。

 

改正法案前文にある「公共の精神を尊び」「伝統を継承し」等の文言が、なぜ新たに加えられなければならなかったのか、そこにどんな意思が働いているのか、つい気になってしまいます。

「公共」「伝統」という言葉そのものについても、読む人にとってまったく考えが異なってきますから、自分の思いで漠然と良いこといってるな、と思っても、具体的なことがらについては正反対だった、ということがありますね。

 先のエントリーで言及した稲田朋美氏のように、良き伝統を後醍醐天皇の親政に求める人もいるわけです。

 私でも、祖先が営々として築き上げてきた伝統を大切にしたいという気持ちは溢れるほど持っています。季節の変わり目、年中行事を家族と共に楽しむのは、今でも大事な我が家の生活スタイル。

 子供たちには日本の味を覚えてもらいたかったから、化学調味流は使わずにおだしをとって育ててきたのは、せめてもの母親の良心でした。

 都市住まいでも郊外に出れば、長い間人々の生活の舞台のひとつでもあった里山が荒れて、竹藪は外へ外へと伸び邦題になってさらに里山を浸食していくのが分かります。

 そんな里山、竹林の整備に山へ入るとき、山の神さまに御神酒をあげて無事に作業が済むように祈るのは、やはり私たちの伝統です。

 お正月には家中の神さまに御神酒とお餅をお供えして、1年の無事を祈りますし、このとき「お雪隠さん」といってトイレの神さまにまで敬意を表するのは、なんだかとてもほほ笑ましくて、思わず顔がほころびます。

 あげていくときりがないほど、今でも少なくなったとはいえ様々なところに伝統のかすかな息吹が、人に強制もなく、ひそやかにに輝いているのを感じ取ることができますね。

 私はそんな日々の生活に息づく伝統を大切にしていきたいと思います。

 

ことさら伝統、伝統と声高に叫ぶのにはちょっとご用心!

 私たちの思いにある伝統と、大声で連呼される伝統とは、似て非なるものかもしれませんよ。

 なんてことを、この改正案を読んで考えてしまったとむ丸です。

 以下の呼びかけが「青空を待ちながら」のkuroi-mazinさんから回ってきました。
C72532faa076686aba5365a7b9d0b40b  
← kuroi-mazinさん。

 ご協力ください。 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆ 以 下 転 載 ☆☆☆☆☆☆☆☆

署名のお願いです。
教育基本法「改正」情報センターが、日本教育学会歴代会長「教育基本法審議に向けての見解と要望」への市民賛同署名を始めました。第1次集約は10月15日です。

署名のご案内はこちらです。ごらんいただくとお分かりいただけますが、これは勉強会に参加された若い方が、どうしても市民向けの署名を集めたい!という思いで始められたものです。その方のメールを下に転載します。(ご本名が出ていますので、私がHNに変更しました。)

署名フォームはこちらです。匿名も選べますので、ぜひご協力をお願いいたします!

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はじめまして。
私は、大学で教育学を学んだ、みちこと申します。
26歳のまだまだ若僧です。
ホームページを拝見させていただき、署名運動へのご協力をお願いしたく、メールいたしました。

安倍内閣が組閣されて、教基法の「改正」を第一課題に掲げています。
この状況で、私は、一市民として、教育学を学んだ者としてもいても立ってもいられない思いでいっぱいです。

先日、日本教育学会歴代会長「教育基本法改正継続審議に向けての見解と要望」に対する教育学研究者の賛同署名が始まりました。
しかし、残念なことに、この賛同署名に参加できるのは、「教育学研究者」に限定されてしまっていました…。

そこで、教育基本法「改正」情報センターは、若者有志と一緒に「見解と要望」に“勝手に賛同する”みんなの署名運動を開始することにしました!

私も若者有志として、分かりやすい解説づくりに奮闘しました。
みんなで手をつないで、「改正」案を廃案に追い込みたい!
この思いで今、若者有志で、一万人の署名を集めて国会を動かそうと呼びかけています。
どうかこの署名活動の呼びかけに賛同をし、協力していただけないでしょうか?
集めた署名は、衆議院教育基本法に関する特別委員会での法案審議が再開される日に合わせて、特別委員会の理事および委員に提出します。

以下が、詳細ののっているホームページアドレスです。
教育基本法「改正」情報センターhttp://www.stop-ner.jp/

●趣旨説明

http://www.stop-ner.jp/061015shomei.pdf

●署名フォーム

http://www.fleic.dyndns.org/cgi-bin/gakkaisando.cgi

どうかこの署名運動のことをとりあげていだだけないでしょうか?
ご協力をお願いします!!
この流れを絶対になんとかして止めたいと思っています!!

教育基本法「改正」情報センター若者有志
みちこ

☆☆☆☆☆☆☆☆ 転載ここまで ☆☆☆☆☆☆☆☆

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