植草氏の洞察、コイズミ-竹中ラインの裏切り
今日28日のゲンダイネットで、アベ新内閣がつくられたのは、5年半続いたコイズミ-竹中コンビを守るためではないか、つまり市場原理主義のツケやウミがどっとでてきたのを隠すためにつくられたのではないか、といわれています。
そういえば、「神州の泉」さんが気になることを言ってました。
小泉政権のしたことは、「これまで日本の政治を支配してきた急田中派の建設・運輸関連と郵政関連の利権を破壊し、それを小泉氏自身の出身母体となっている財務・金融利権へと塗り替えただけのものに過ぎない」
また、
「小泉政権は、国会議員と、外資系ファンド(アメリカ金融資本)と、竹中に協力した一部民間人を含む政権協力者たちのトライアングルが構成されていた」ということに言及しているのです。このトライアングルに、「巨大なインサイダー取引」という「国家的規模の経済犯罪」があったのではないか、と問題提起されています。
これを植草氏が掴んでいたのではないか、というわけです。
「 植草氏のリポートで最も重大なポイントは……りそな銀行に絡む、金融危機不安の演出による株価暴落と新自由主義経済政策の根幹的精神である小泉お得意の「自己責任論」を放棄してまでも政府資金でりそな銀行を救った、その一連の動きの中にあるのかもしれない」。
つまり、
「政府が金融不安を恣意的に煽ることによって、株価を一気に下落させ、それが底値であることを「知っている」何者かが、底値買いを行い、竹中がりそなの救済に政府資金を供与して、株価が再び上昇した転じた頃合を見計らって売り抜け、またはその後の株価上昇を睨んで保持し、膨大な儲けを手にした、あるいはこれから手にする可能性があるのだ。ここで外資が動いていたと植草氏は指摘する」。
「植草氏はそれを調べるために当時の関係者から事情聴取を行う必要を説いている」。
竹中氏の議員辞職もこの線から考えられそうです。
すごいですねえ……これが事実だとしたら、私たちは怒りをどこにぶつけたらいいのでしょうか。
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