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トランス状態とパフォーマンス

Dscn2360_2  カサブランカが咲きました。
 Photo_32          あの細い茎に7つも8つも大きな花をつけるのは驚くばかりです。

 今年はあじさいに押しやられて陰になっていたところでは、つぼみがかなり虫に食われてしまいました。

 それでもこれだけ咲いてくれました。

 朝、何気なく新聞をめくると、王理恵さんの写真が大きく載り、「中高で運動部入部を『必須』に」の見出しが見えます。

 大体、水泳以外のスポーツにはたいして関心もないので、ソフトバンクホークスの王監督のお嬢さんがどんな方かもまったく知りませんでした。

 その方が、きれいな笑顔で、

「これからの教育現場では、中学高校にまでは運動に打ちこむ時間を必ずつくってほしいと思います。得手、不得手はあるだろうが、運動部入部は『必須』にしてほしいのです。人間形成をする上でスポーツはものすごく大事な要素です。私自身もスポーツで『努力、協力』を学びました」

といわれています。

 そんなこと、困るなあ、と私は思わず呟いてしまいました。

 何しろ、いわゆる「体育会系」のもろもろが、私は大の苦手なのです。それで、体育の授業というより、体育の教師が苦手でした。

「スポーツマンシップ」という神話も、私は信じておりません。

「根性」神話も面食らうばかり。

 子供会のスポーツ大会で親御さん達が我が子を応援する光景はそれなりにほほえましいのですが、それも度が過ぎて違和感を覚えることが多々ありました。

 先輩に絶対服従のあの感覚が、とにかく嫌でした。

 そういえば、高校生の時、地元が国体開催県になったために、行進練習をよくさせられました。1学年下は、マスゲームの練習です。

 その行進ですが、クラス毎に整列して一糸乱れぬ足運びを練習させられるわけですが、今でも覚えているのが、ハイルヒトラーよろしく、主賓席に向かって一斉に右手を斜め上方に伸ばすように指導されたことです。

 まさか今はそんなことはしていないと思いますが、とんと国体にも興味がないため、実際はどうなのか知りません。

 踊る宗教、などというのがありまして、教祖が信者でない人のことを「ウジ虫ども」と呼ぶことなどが、その昔話題になりました。ちなみに、教団本部は、岸信介や佐藤栄作氏の故郷、山口県田布施に今でもあるようです。

 踊りと宗教は密接な繋がりがありますよね。

 一斉に大勢が体を動かすうちにトランス状態に陥るのは、脳内麻薬物質のせいなのでしょうか?

 とにかく、根性でしごきに耐えられるのも、その物質、エンドルフィンのお陰なのかな、などと考えていますが、詳しいことは知りません。

 もしかしたら、昨夏の衆院選挙以来、小泉自民の仕掛けた劇場に多くの人がはまって、トランス状態がずっと続いているのだろうか、などど、妄想しております。あれからそろそろ1年が経ち、トランス状態も徐々に解けていっているようですが、当の張本人、小泉首相は相も変わらぬパフォーマンスで、一向に覚める気配はないようです。

       キッパーをかぶっていったいなんのつもりだバナー         

 このバナーは雑談日記さんから無断でお借りしてきましたが、数日前にこれを見たときは驚きました。サミットに行くついでとはいえ、わざわざイスラエルに行って、こんなことまでしてきていたんですね。

 イスラエルが空爆続行中のレバノンについても、どれだけ理解をしていったのでしょうか。

 緊張緩和を目指して訪問したと首相はいっているようですが、イラン系ラジオ日本語版では次のような解説をしていました。

「地域の世論は、小泉首相が他の国と同様、占領政権の非人道的な行為を非難してくれることを期待しています。しかしながら、日本は、依然として中東情勢に対する明確な姿勢を取っていません。評論家は、小泉首 相がパレスチナ人の民主政府の高官と会談しないことは、和平を確立する上での日本の外交能力に疑問が残るとしています。さらに、専門家の多くが、北朝鮮の ミサイル実験、及び朝鮮半島の危機に関連し、北朝鮮に先制攻撃を行うとした政府の無責任な発言は、国際問題の解決における日本の外交の未熟さを表している としています。そして、北朝鮮問題の対応における日本の政治的手腕の欠如が、パレスチナ問題における日本政府の仲介的な役割を疑問視させ、同政府をアメリ カの追従者のレベルに下げている、としています」

 少なくとも世界の一角では、こうした日本外交に疑問を呈している声があることを、首相本人は承知しているのでしょうか。そして多分、こうした見方はここだけではないんですよね。

 浅井久仁臣さんのブログを読むと、不可解なレバノン問題も、少しは理解の糸口を見つけられそうです。

 それにしても、単なるパフォーマンスで嘆きの壁を訪れて祈るのは、ユダヤ教に対する冒涜ではないでしょうか。

 

 

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コメント

子どもの頃から体育会系は苦手で,跳び箱から落ちて腕の骨を折り,サッカーで脚の骨を折り,高校の体育のマラソンで発作を起こして救急車で運ばれて以来,運動というとマイナスイメージしか浮かばなく,あれに喜びを感じる人間というのはきっと脳が狂っているに違いないと信じ込んでいたりします。(^^;)

# せっかく入った医学部を辞めた理由の一つがそれでした。体育会系的な雰囲気に流されるのが嫌でね。あれは入学しないと分からなかった。

投稿: kaetzchen | 2006年7月21日 (金) 16時34分

へえ、防衛大の医学部は、学部の授業まで軍隊式ですか?

投稿: とむ丸 | 2006年7月21日 (金) 20時39分

防衛大学校はもと海軍兵学校ですので三浦半島は浦賀の丘の上にあります。(^^;)研究設備が貧弱なのが欠点

防衛医大は所沢の僻地にあります。講義は上意下達方式で有名です(笑) 付属病院は精神科が充実してまして,イラクから帰ってきた自衛官が多数入院しています。

# あんまり内情ばらすとニュースソースが分かるから,このくらいに……

投稿: kaetzchen | 2006年7月22日 (土) 13時22分

あと,誤解を解くために。防衛医大は滑り止めというか家が貧乏だったので受けただけです。防衛庁もけちで,裏が見えるような薄い藁半紙に問題を印刷してたため,問題用紙を配ってる間に数問解けてしまいました(笑)

第一志望は京大だったんだけど,見事に玉砕して,第二志望の某国立大へ,というのが現役の時の話です。こういう昔話をすると偏差値コンプレックスの人が怨むのでもうやめますけど。

投稿: kaetzchen | 2006年7月22日 (土) 13時27分

ふむふむ、お互い、歳がいったのでしょうか、昔話が多いですね。(^_^;)

投稿: とむ丸 | 2006年7月22日 (土) 20時19分

“とむ丸”さま、コメントありがとうございます。

「トリウム熔融塩核エネルギー協働システム」の実現に関して、スパイラルドラゴンさまが“「要素技術と素材」が商用レベルまで高められていることが大前提”だとおっしゃることの背景の一つには、今、原発関連業界で『原子力ルネッサンス』と呼ばれている“好ましからざる傾向”があります。つまり、旧来型の原発ビジネスがますます活発化しつつあるという現実です(これは、まことに残念なことですが!)。そして、この『原子力ルネッサンス』の原動力として主に次のような要因が考えられます。

●天井が見えない原油価格の高騰傾向(米ブッシュ大統領はエネルギー対策の一環として25基の原発新設プランを発表/サンクトペテルブルグ・サミットでは米露の原子力技術協力が話し合われた)

●世界中の既設原発の耐用年数の限界が近づきつつある(原発大国であるフランスを始め欧米各国では、向こう10年位の間にその時期が集中する見通し)

●BRICS諸国(ブラジル・ ロシア・ インド・中国)台頭の負の影響として、エネルギー等資源面でグローバル経済を制するための巨大M&Aの動きが活発化しつつある・・・<注>最近の世界銀行の報告によると、世界人口の約半分にあたる30億人は“1日2ドル以下という極貧の生活”に喘いでいます。その約70%はこのBRICS諸国に集中しており(残りの約半数は“1日1ドル以下の極々貧”で、それはサハラ以南のアフリカ諸国に集中)、しかも、そのBRICS諸国では貧富差二極化の拡大傾向が急速に進んでいます。

例えば、2001年にはオーストラリアと英国の鉱山会社が合併して世界最大の鉱山会社BHPビリトン社
(BHP Billiton Limited、http://www.bhpbilliton.com/bb/home/home.jsp)が誕生しています。そして、このBHPビリトン社は2005年にウラン埋蔵量で世界最大とされる豪大手鉱山、WMCリソーシズ( 所有するオリンピックダム鉱山のウラン埋蔵量は世界の4割弱に相当し、日本などに輸出して
いる)を約7,600億円で買収しました。

同じような「スーパー資源メジャー」が誕生する動きは止まるところを知らぬ勢いとなっており、最近では英国のブレア首相も原発新設を検討するような発言をしています。また、原発廃止を決議したはずのドイツの動向にも不穏な動きが芽生えつつあります。

一方、そのヨーロッパでは“EUの市場原理主義的な拡大傾向”に対して市民たちが危機感を抱き始めているという、EU官僚や各国の為政者たちにとってみれば厳しい、もう一つの現実があります。フランスやオランダの拡大EU憲法案に対する国民投票での「ノーの意志表示」も、その現れと見ることも出来る訳です。このため、EUは司法・治安・保健・医療などあらゆる行政サービス分野で「各国の市民意識」をより重視する方向へ舵を切りつつあるようです。

やはり、原子力利用の問題も、このような市民意識の台頭にリンクすることが大前提になると思われます。それにしても、相も変わらぬ日本の市民意識の低さは問題です。まるで一昔前に流行った植木等の“スーダラ節”を地で行くような無責任で軽薄なパフォーマンスに明け暮れてきた小泉首相(市民意識の重視などはそっちのけで、ただ狡猾なだけの与党議員連中にとって利用価値が高いだけのおセレブな首相?)が崇め奉られるようでは未だまだですね。

投稿: toxandoria | 2006年7月22日 (土) 22時51分

トリウムというのは陽子が3つくっついた「化け物水素」なんですけど,半減期が短く(12.33年),β壊変(要するに電子を放出するだけ)なので「安全だ」という神話が作られてるだけですね。(^^;)

ただ,原子炉容器には普通ベリリウムのような放射性同位体になりにくい素材を使うんですけど,問題は一次冷却系などの,原子炉から熱を取り出すやり方が面倒なんですわ。水を使うとトリウムも水素なので一緒に一次冷却系に出てしまって面倒なことになるし……。その辺の技術的な問題でこけてしまっているのですわ。

あとは「電気エネルギー」に過度に頼りすぎている社会のあり方を見直す,という方向性が各国政府にないことに問題があるでしょうね。スペインのナバーラ州なんか風力発電で全エネルギーの70%を補ってますけど,じゃ電力以外のエネルギーは?と尋ねたくなったりします。この辺はそろそろ私たち技術屋(理科系)の出番かなぁ,という気もしますね。

# そいえば,しつこくネットウヨが「理科系の kaetzchen」なんてコンプレックス丸出しの,論理が破綻したブログのトラックバックを送ってきます。黙って削除ですけど(笑) 頭の悪い奴は無視です。

投稿: kaetzchen | 2006年7月23日 (日) 08時07分

toxandoriaさん、kaetzchenさん、おはようございます。

 チェルノブイリ原発事故の直後、欧州各国の市民が薬局にヨードを買いに走った、という話を物理学の専門家から聞いたときはびっくりしたものです。
 なんでも、事故で最も放出されたセシウムは、人体の中でも喉頭(だったかな?)にたまるため、セシウムが入らないうちにヨードをたくさん摂取してセシウムが入り込む余地をなくすためだ、というような説明だったと思います。
 なるほど~、と感心しながらも、よく一般市民がそんな知識を持っていたものだと、そちらの方にむしろ驚いてしまいました。

 そんな意味でも、私たち日本の国民は、本来持っているべき情報を自分のものにしていないのではないか、という疑念が湧いてきます。

 それ以前の時代からの圧力のみでなく、近代国家誕生後も、強権政治で社会的問題に関心を抱くことが危険でいけないことのように一人ひとりの脳のうちに刻み込まれたせいかな、とも思っていますが。

 でも、民主主義は獲得するのも大変だけれど、維持はもっと努力がいる。そのためにも、不断から政治や社会に対して関心を持ち続ける必要があるのだと思います。

 ここ数日間の、例の「欽ちゃん球団」の話題ですが、それ自体は色々考えさせられるところもありますが、要はバランスですよね。

 今は〈異様に〉お笑いとこの手の報道が大きすぎる気がします(結論は、多分ああなるだろうと予想していました)。

投稿: とむ丸 | 2006年7月23日 (日) 09時15分

セシウムというのは,ナトリウムとかカリウムと同じアルカリ金属で,1価の陽イオンになりやすいんです。反対にヨウ素は塩素や臭素と同じハロゲンなので,1価の陰イオンになりやすいんです。1価の陽イオンと1価の陰イオンは非常に結合しやすい性質がありますから,ほぼ同じ原子量のセシウムとヨウ素は互いにくっつきながら,生体外へ出ていきやすいということになります。

# ここで出てきたセシウムはセシウム133 という安定同位体でなく,放射性同位体のセシウム137 ですから,少し重たくなります。

ソ連だけでなく,原子力発電を盛んに行っていた欧州の国々では,理科の授業で徹底的に原子力工学を教えていました。日本の高校の物理の教科書の巻末に載っている原子力の項目なんか幼稚も良いところです(笑) 中学校の理科で化学を教えると同時に放射性同位体つまり原子力のことを教えるといった徹底ぶりなんです。それなら一般の人々がセシウムだ,それならヨウ素だと言って,薬局へ走ったのは当然のことでしょう。

逆に言うと,人々にもしもの時の事を教えるのが,本来の技術教育・理科教育なのではないかと考えたりもします。日本はそういう意味で,理科教育はあまりに遅れていると思います。ロボコンとか数学オリンピックで賞をもらった所で,そういう技術エリートだけが知識を独占していては意味がないのでは,と私は考えます。

投稿: kaetzchen | 2006年7月23日 (日) 09時49分

 うわあ、kaetzchenさん、今日はいいこと言う。
読み書きそろばんは教育されてきましたが、実際の危機に際しての身の処し方は知らないんですよね。

 ほら、沖縄戦末期、有名な「白旗を掲げた少女」の写真がありますね。たまたまガマで一緒に潜んでいた人から教わって降伏の印に白い布を棒にくくりつけて米軍に投降する少女です。

 その白旗を掲げることを教えた人はえらいなあ、とびっくりしたものです。少なくとも、危機に際しての身の処し方を知っていたことになりますし。

投稿: とむ丸 | 2006年7月23日 (日) 13時03分

ははは,おかげで今朝は教会の礼拝に見事に遅刻したけれど(自爆)†

実は前発言,数年前,まだ目が見えた頃に出版した本での記述のぱくりなんです。なぜか,ちまちま売れ続けてたり。(^^;)理科系の本は刷数が少ないから印税も少ない……

実際の所,小学低学年で「生活科」を作って理科・社会を統合した時点でおかしくなったんですよ。それに加えて「家庭科」の教科書検定が厳しくなって,生きるための「家庭科」という側面が削られる一方になってしまった。つまり,サバイバル指南としての理科・社会・家庭・技術が疎かになり,抽象的な丸暗記だけが推奨されることで,金儲けだけが唯一の価値観となってしまった。

何だか,白旗を揚げることと,似ている気がします。たった一つの信号で命が救われる。国のために死ぬことだけを唯一の価値観として習ってきた少女にとっては,まさに大転換の発想だったと思いますよ。

投稿: kaetzchen | 2006年7月23日 (日) 13時46分

ボク自身は体育会系ですが、毎年秋になると、こんな部は辞めてやると吐いてました。体育会系の浮浪児でした。(笑)
ただ体育教師のノリにはついていけません。体育の授業に参加出来なかった生徒に「追走」とかいって「追試」のようなことをさせます。
高校卒業前に自動車免許取った生徒には、運動場を車で暴走してきたらいいんじゃないのとかバカなことを言ってます。
聖なる高校野球優勝チームの不祥事は、体育第一主義からすればどのような答えを出してくれるのでしょうかね?
知育・体育・徳育を人以上におこなったはずなのに。

投稿: なかまた | 2006年8月 7日 (月) 17時48分

なかまたさん、こんばんわ。
 体育会系の浮浪児とは、またすごいですね、と思わず呟きそうです。辞めてやる、と吐きながらも続けられたのは、やはりおもしろかったのですか。
 高校時代、服装チェックをして違反者を罰するのはもっぱら体育教師でした。私は高校時代に転校を経験して、服装違反の基準も、学校と土地柄によって異なることを身をもって体験していましたから、違反摘発に狂奔する教師を内心で軽蔑していました。
 今の子供たちもあんなチェックを受けたりするのでしょうか。
 

投稿: とむ丸 | 2006年8月 7日 (月) 23時24分

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