女の平和
またまた忙しモードに突入しましたので、しばらくはお気楽モードでエントリーします。
写真の絵皿はギリシア土産にいただいたものですが、デーメーテールの愛娘ペルセポネーが、黄泉の国の王、ハデスにさらわれているところ。
ギリシア神話には子どもの頃から色々創造力をかき立てられましたが、長ずるに及びギリシア悲劇を知ると、ギリシア趣味は決定的になりました。
まだ上の子がお腹の中にいるときは現在のNHKホールができて間もない頃で、しばらく落成記念イベントのようなものが目白押しだったように記憶しています。
このイベントの目玉に本場のギリシア悲劇の上演がありまして、もちろん私も飛んでいきました。
高いチケットを、夫が自分の分はE席(だったかな?)を買っても、私にはC席を買ってくれまして、大きなお腹を抱えて、いそいそと出かけていきました。C席でも舞台は遙かかなた、オペラグラスのないことが悔やまれましたが、それでもコロスの素晴らしさに酔いしれるひとときでした。
悲劇もさることながら、喜劇も忘れられません。
アリストパネスの『女の平和』はおもしろいですよね。
女たちが○○○ストライキでアクロポリスの丘に立てこもり、戦争を続ける男たちに抗議するという話でしたが、全然嫌らしさもなくて楽しめました。
あれにとまどう男性陣のひとりに、当然luxemburg卿が入りそうだし、皮肉屋さんのkaetzchen師、真面目な青年(?)華氏さんも、どこかで顔を覗かせそう。
ストライキ勢のリーダーはお玉おばさんで、若いスパルタ代表はとくらさんかな? 村野瀬さんがどこからか文献引っ張り出して、理論的裏付けをやっている感じ。
私は、もちろん、ストライキ勢の食欲を満たすべく、一生懸命にパンやピザを焼いたり、おにぎり握っています。
追記:お昼の食事時、フジテレビの番組予告でしょうか、黒人少年と「奴隷」という文字が画面に出て、そのすぐ後に安部晋三氏が涙をぬぐう場面がありました。
あれは何だったのでしょうか。まさか、2匹目のドジョウを狙っているのでしょうか。涙は女の武器といわれていましたが、政治家の武器にもなったのでしょうか。
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コメント
プッ。朝から笑いました。
>あれにとまどう男性陣のひとりに、当然luxemburg卿が入りそうだし、皮肉屋さんのkaetzchen師、真面目な青年(?)華氏さんも、どこかで顔を覗かせそう。<
しかしこの男たちは、そんなに好き物揃いだったとは・・・
ご無礼仕ります。
投稿: 弥助 | 2006年6月 3日 (土) 11時28分
いや、彼等の名誉のために言いますが、私はそんなニュアンスをこめていったのではありませんよ、弥助さん。あまりストレートに受けとめられても、困るなあ。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 3日 (土) 11時40分
あっ、弥助さんも、この中に加えておきますね。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 3日 (土) 11時50分
何だか呼ばれたような……。(^^;)
まぁ,レディースコミック読んでるような変態であることは事実ですけどね。(^^;)(^^;)
それにしても,とむ丸さん,あなたも「ギリシア」ときちんと表記されておられる。同志が増えて嬉しいです。メリケンスラングの「ギリシャ」という日本語を破壊する表記が罷り通る,ふざけた世相ですからね。
# あたしも一応,岩波全書でアテナイ古典期の古典ギリシア語から学んだクチ。コイネー(地中海標準語)は大学院に入ってから学びました。なぜか日本にはコイネーの教科書や辞書がなくて,科学史を学ぶ科学者や神学を学ぶ宗教者には困り者です。
投稿: kaetzchen | 2006年6月 3日 (土) 18時14分
どこにもTB送らずにそうっと書いたんだけれど、見つかった。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 3日 (土) 22時36分
いたずら好きのとむ丸さんですね。(笑)そうかあ、私はそう見られているのか...。(笑)
ギリシアが正しいのですか。それは知りませんでした。勉強になりました。
そういえば、私が以前「ミュンヘン」と言ったら、「ちがう、ミュンヒェンと言え」と言われたことがありまして。それを言い出したら、「ハンブルグ」ではなくて、「ハンブルク」ですしね。ですよね、「子猫」さん。
>涙は女の武器といわれていましたが、政治家の武器にもなったのでしょうか。
爆笑。安倍氏には似合わな~い。
投稿: 村野瀬玲奈 | 2006年6月 4日 (日) 02時52分
村野瀬さん、おはようございます。
1度、アクロポリスの丘の上で目覚めてみたいものです。まだ、その宿願を果たしておりません。
「ミュンヘン」「ミュンヒェン」に関しては、やっぱりこれまで通用してきた書き方が優先かな、とは思いますが、いかがでしょうか。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 4日 (日) 09時02分
とむ丸さん、こんにちは。
私が「ミュンヘン」と言った時は、何が今まで通用してきた書き方かよく知らなかったのです。(笑)
「ミュンヒェンと言いなさい」と言ったのはたまたまドイツ語の先生でした。ドイツ語の先生としての美意識だったのでしょう。で、私としては、「ミュンヒェン」の方が発音しやすいですね。書くのは「ミュンヘン」の方が楽だけど。
共謀罪が一段落して、一時的に気が抜けている村野瀬でした。(^_^)/
投稿: 村野瀬玲奈 | 2006年6月 4日 (日) 13時34分
私も登場させていただいて、ありがとうございます。ギリシアのお話は知らないので、どんな役か気になって(笑)調べてみました。
http://www.bouno.net/theatre/story/lysistrata.html
の登場人物で
ラムピト:スパルタの若くて美しい婦人
と書いてあり、これかな?と思って、「若くて美しい」に 大変、気をよくしました。
それにしても、kaetzchenさんや村野瀬玲奈 さんのような「ばあや」がいてくれるといいですね。この「ばあや」は、例の麗子お嬢様のところの方です。(笑)
あっkaetzchenさんや村野瀬玲奈 さんを勝手におばあさんにしてはお気の毒でした。すみません。
投稿: とくら | 2006年6月 4日 (日) 13時52分
luxemburg卿はすぐ戦争やめますね。戦争より大切なことを思い出させてくれて感謝、なんていうかも。
ストライキ勢だけでなく、最初に戦争やめた人にも是非ごちそうを。
そうそう、とくらさんがとむ丸さんのケーキ食べたいって。ご飯も食べてケーキ食べて、お酒も飲みたい(付け加えるな)んだから、わがままお嬢さま。
ばあやと麗子お嬢はうちの出番が終わったら是非エントリーに呼んでやってください。
投稿: luxemburg | 2006年6月 4日 (日) 14時54分
なるほどなるほど、ドイツ語の先生だったらそういいますよね。
アリストパネスがどの本棚にしまっていたか忘れて、うる覚えだったのですが、そうそう、そのスパルタ婦人です。スパルタ教育の成果で、スタイル抜群の妙齢の女性です。確か、スパルタの体育教育に、跳び上がって自分のおしりを自分の足で叩く運動があるのが、その『女の平和』に書いてあったような気がします。(読んでさっそく試した私です)
そのうち、みんなまとめて、お茶とケーキとお酒に呼びましょう。
あっ、麗子お嬢様とばあやさんが、うちのようなむさ苦しいところでいいのかどうか、ちょっと心配。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 4日 (日) 15時46分
あら、やだ!
完璧に話に乗り遅れてるよ・・・(T_T)
ストライキのリーダーはお玉ですか・・・いいよ、がんばっちゃうもんね。でも、絶対にお酒は切らしてはいけない・・できれば極上のワインと焼酎は欲しいよなあ。
密かに遊ばず、TBしてくださいませ~~こんな面白い記事、もったいないよ。(^^)/
投稿: お玉おばさん | 2006年6月 6日 (火) 08時21分
あ、お伝えするのを忘れてました。
うちにリンクを貼らせて頂いてます~~今後ともどうかよろしく(^^)/
投稿: お玉おばさん | 2006年6月 6日 (火) 08時59分
おはようございます、おたまさん。といっても、もうすぐお昼。
リンクの件、どうぞどうぞ、喜んで。(といっても、最近やっと、リンクなるものがどういうことか、分かってきたばかりですが……(^_^;)。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 6日 (火) 11時21分
お玉さん、大事なこと忘れていた。
そのうち、麗子お嬢様がばあやを連れて陣中見舞いに伺うとか。とりあえず邸から高級ワインをごっそり持ってきていただきましょう。ドンペリ? あれは成金趣味でございますよ、お嬢様、とばあやが申しております。
投稿: とむ丸 | 2006年6月 6日 (火) 13時12分
大あわてで、麗子様をお迎えする用意を致しました。高級ワインは某ワイン通よりネタをいただき、買ってはみたものの、もったいなくて、お玉が一人で飲むことに~~~♪
お嬢様には、高級紅茶で我慢して頂きましょう。
投稿: お玉おばさん | 2006年6月 6日 (火) 20時48分