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小泉首相の役割は

_017 植えてから20年以上ともなると、ばらも根をしっかり張って強くなります。ほとんど防虫・殺菌剤を使わなくても、こうして咲いてくれるのはうれしい。

 さて、うんざり、びっくりすることの多いこの頃ですが、今日のびっくり。

            文科省、給与の一律優遇見直し

の見出しが、産経新聞データボックスの「教育を考える」中にありました。この5月15日付です。

 これによると、文部科学省は、人材確保法(こういう法律があったのですね。)の現行制度を見直しして、優秀な教員に給与を重点的に配分する制度を導入するとともに、教員の評価制度を取り入れて、「教育現場を活性化したい」らしい。平成20年度をめどに実現を目指すとのこと。

 アサヒコムの同種の記事では、

 2月27日付の記事によると、06年度中に文部科学省が教員給与に関する法令を整備する方向性を打ち出す方針でいる、とあります。

 すでに、宮城、富山、岐阜、岡山、香川、愛媛、佐賀の7県教委が、優秀な教員を表彰して特別昇給や勤勉手当の増額などをしていて、また東京都などは、人事考課を給与に反映させている、とのこと。

 文部科学省の意図が透けて見えるような記事ですが、この、表彰された教員の授業をちょっと見てみたいなあ、という気がします。

 昔、といっても介護保健制度ができる前の話に過ぎませんが、老親の介護を「誠実」に遂行してきた「お嫁さん」を表彰する制度もありました。

 私自身、かなり前の話になりますが、6年間ほど夫の両親を介護してきた経験がありますから、表彰する方は気楽なもんよ! と毒づきたくもなりますが。

 それにしても、評価制度と同時に給与優遇制度をつくるという話、何かあぶないにおいがします。

 踏み絵としての国歌・国旗制度をつくって、教育基本法改定で愛国心忠誠心を煽り、今度は経済面から外堀を埋める……

 2001年に藤原肇さんは、「小泉首相の役割は日本解体だ」といわれています。また、当時の日本は「賤民資本主義だ」とも。これは今でも当てはまります。おそらく、2001年当時より一層あてはまるのではないでしょうか。

 そして教育の解体は、未来の日本の解体に繋がるのではないでしょう。

「ここで言う賎民とは、社会の中に寄生して社会を食い物にする人たちのことです。あらゆる党利党略を使って利権を漁っている日本の政治の姿は、「賎民資本主義」という概念に収敏していく」

「日本人は誰も知らないが、アメリカでは彼(小泉純一郎)は〝隠れ統一教会〟と見られています。五、六年前のデータですが、統一教会がアメリカの大学を出た優秀な連中を四〇〇人ほど、自民党の議員秘書に送り込んでいます。つまり、ここ数年、表面的には自民党政治が行われていたのですが、裏では統一教会が動いています。そこへ公明党が連立を組んでいる。これは私だけの見方ではなく、日本にいる外国人特派員たちの見方でもあります。 」

とも藤原さんがいわれています。

 そういえば、統一教会関係からの献金も色々あったようですし。

 そして数に頼んだ暴政で、民主主義ばかりか、この国を解体。

 パンとサーカスで大衆の目をそらして、ここまで来てしまいました。これからは、パンもサーカスも、今までのようにはいかないかもしれません。重税が待っていますし。

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「政治」カテゴリの記事

コメント

こんにちわ、toxandoriaです。

やはり「2005.9.11小泉クーデタ」を国民が甘やかしたツケが回ってきたようです。

おっしゃるとおり、日本は小泉・安倍などパラサイト政治家(人間型寄生虫?)に乗っ取られつつあります。「共謀罪」も国民が甘チャンだからという見方がありますが(下記URL★)、むべなる哉の感があります。

★刑減免より犯罪組織が怖い、凶暴罪/「刑事」が反対する理由、http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060518/mng_____tokuho__000.shtml

目下、toxandoriaも高齢の親が“施設入居中”ですが、近頃は、周辺で悲惨な事例を見聞するようになり腹が立っています。

EUでは、拡大EU憲法の頓挫への反省から「プランD」(デモクラシー、ダイアローグ、ディベートのD)と呼ぶ“欧州委員会と各国市民レベルとの熱心な対話プロジェクト”が2005年から始まってます。

彼らは、より市民に開かれたEUを目指し始めており、他にも新自由主義の弊害を克服するための取り組みが真剣に模索されています。

暴政日本の悲惨を見るにつけ、政治家と過半の国民が余りにも低劣で情けない限りです。

投稿: toxandoria | 2006年5月18日 (木) 18時18分

正しくは「世界基督教統一心霊協会」ですから,「統一協会」ですね(笑)

それはさておき,統一協会の悪事に関しては,私のブログでも書いてきました通り,「拉致被害者の会」を装い,実は「拉致事件」の裏の実行犯だったことに,何人かの人が気付いてきたのではないかと思います。

# 朝日新聞社があえてこれに触れないのは,私が学生時代,朝日ブックレット『原理運動』を偽名で出版した時に,朝日新聞社の電話交換機を壊されたのが怖いからではないか,と邪推していたりします(笑)

最近は外国のメディアで Moonies についてちまちま書いていたりするので,このキーワードで検索されてみて下さい。(^_^)/

投稿: kaetzchen | 2006年5月18日 (木) 20時20分

toxandoriaさんのお母様のことはいつかお聞きしたような気がしますが、ご心配ですね。私はまだ30代で介護を経験しました。1人で寝たきりの人を介護していたときは、どんどん追いつめられていきます。
 それでも、何とか仕事を続けて、どうにかこうにかバランスを取っておりましたが、あれは、「愛」だとか「心」だとか「優しさ」だとかを強制される分だけ、介護する身にとって残酷です。
 ですから、介護保健制度ができたときは、とにかく一歩前進だと思いましたが、それも次第にハードルが高くなってきているようですね。
「まごころ」なんて持っていない人が、恥ずかしげもなく、一番、「こころ」とかを大声で主張してくるんですよね。

 kaetzchenさん、統一教会の陰謀論については、半信半疑のところもあるのですが、このところの与党の横暴と執拗さを考えると、宗教的な背景があるのかもしれない、と思いました。
 彼等が、表向き自分たちが主張する正義なんて、どこまで本気で信じているか分かりませんね。単に戦略上、信じているように見せかけているだけかもしれないですし。
 つまり、旧来の保守層と、心に隙間を抱えている若者を取り込むために、正義を唱えてそれを信じている風に見せているだけではないかな、と考えてみたわけです。
 ナチがそうでしたしね。

投稿: とむ丸 | 2006年5月18日 (木) 23時21分

例えば分かりやすい例が「自民党員」でしょうね(笑) つきあいだとか,商売上の都合だとか,要するに自民党のイデオロギーに賛同しているわけではなくて,単純にゼニ儲けの戦略として党員になっている人が大部分なんですよ。同じことは社会党が大政党だった頃の,労組と組合員との関係にも言えます。組合員になったから,つきあいで社会党に入党したり投票していたというのが現実ではないでしょうか。

統一協会などカルトのやりかたも,ナチズムと同様,心のよりどころがない人たちを取り込んで洗脳しているに過ぎない。んで,実際に集団結婚式まで行ってしまうと,既に若い日の情熱は冷めてしまっていて(笑),単に生計を立てるための戦略として上層部の命令に従っているに過ぎないんですよ。人間なんて,つまらないものです,はい。(^^;)

投稿: kaetzchen | 2006年5月19日 (金) 10時23分

 つまり、信念とか信仰とかいうものが、単なる道具になっている、ということですよね。ですからこれは、信念とも信仰とも呼べないわけですが、とにかく人を操るための手段になっている。
 かわいそうなのが騙される人たちですが、そもそも、現世に絶対的なものを求めるところが間違いじゃないかな、という気もします。

投稿: とむ丸 | 2006年5月19日 (金) 10時35分

それがカルトの目的でもあるんですよ。(^^;)

例えば隣の韓国と北朝鮮がよい例です。韓国は日本が去ったあと,主に欧州のカトリックが援助に入ったおかげで,カトリックの割合が非常に大きいキリスト教国になりました。米軍と一緒に入ってきた福音教会は民間信仰を取り込むことで入り込もうとしましたけど,それは逆に統一協会のようなカルトを生み出してしまいました。

北朝鮮は日本軍国主義が去ったけれど,君臨した思想は純粋な共産主義ではなく,金日成主義とも言える,日本の皇国史観のそのままの「鏡像」が一神教になってしまった。そういう意味では,日本は北朝鮮を責めることはできないと思います。なぜなら,あれが日本の戦前の姿だからです。

投稿: kaetzchen | 2006年5月19日 (金) 13時09分

 なるほど。
 私がよく問題にする戦前の日本は、現代の北朝鮮を考えれば想像がつく、ということですね。
 金日成主義の下で呻吟している国民にとって、日本の強権政治ばかりを学習して実践する支配者が政治を執るのは、二重の意味で不幸です。抵抗する力も、もぎ取られているようですし。
 しかし、将来日本がそうならないという保証がない所が怖ろしい……aphorism?

投稿: とむ丸 | 2006年5月19日 (金) 18時17分

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